-
死んでから俺にはいろんなことがあった
¥2,310
以下、版元より 俺はただ家に帰りたいだけなのに、それがそんなにおかしいか? 郵便配達をしていた俺は故郷の「くに」から逃げてきた。妻のカルラと幼い息子とともに「島」で不法滞在している。買い物をした帰りに乗っていた地下鉄が故障で止まってしまい、右も左もわからない場所で降ろされてしまった一家。なんとか家にたどり着こうとあれこれ画策するが、やることなすことすべてが裏目に出て——。 周囲から存在を認められず、無視され続ける移民の親子は、果たしてどうなるのか?
-
サメと救世主
¥2,640
以下、版元より サメに救われた少年には奇跡の力が宿りはじめる。これは真実か、ただのイカサマか? ハワイで生まれ育った注目の作家によるデビュー長編!
-
私が諸島である カリブ海思想入門
¥2,530
以下、版元より 「なぜハイデガーやラカンでなければならない? 僕たちにだって思想や理論はあるんだ」 カリブ海思想について新たな見取り図をえがく初の本格的な入門書。
-
パンクの系譜学
¥2,860
以下、版元より パンクとは常に問い、それについて行動を起こすことだ━━。音楽だけでなく、アート、思想、運動の側面からも「パンク」の根源に迫る画期的著作。
-
起きられない朝のための短歌入門
¥1,870
以下、版元より 対談に耳を傾けながら短歌の作り方/読み方がよくわかる ストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書
-
エドワード・サイード ある批評家の残響
¥1,870
以下、版元より 文学、音楽、パレスチナ問題など分野横断的に論じた批評家、エドワード・サイード。ポストコロニアル批評の先駆者として『オリエンタリズム』などの著作を残した。イスラエルによるガザへの軍事攻撃が激化。いまサイードの著作が読みなおされている。彼にとって、批評とはどのような営為だったのか? 没後20年をむかえた今、その思考の軌跡をたどりつつ、現代社会における批評の意義を問う。
-
銭湯
¥1,760
以下、版元より 第4回ことばと新人賞受賞作!! 読む/書くを通して、人は自由にどこにでも行かれる。 言葉にはこんなことができるのだし、言葉にしかこんなことはできない。 見事な文章体力の、風通しのいいチャーミングな小説。 ーー江國香織(小説家) 呆れ返ること必至! 笑っちゃうこと不可避!! なのにグッときちゃうこの不思議!!! 新人はヘンテコなくらいがちょうどいい。 人間は少しダメなくらいがちょうどいい。 生き方はゆるいくらいがちょうどいい。 だから福田節郎の小説は、すごくいい。 ーー豊_由美(書評家)
-
リバー・ワールド
¥1,980
SOLD OUT
川合大祐『リバー・ワールド』(書肆侃侃房)
-
ことばと vol.3 ことばと音楽
¥1,760
ことばと vol.3 ことばと音楽
-
ファットガールをめぐる13の物語
¥1,980
SOLD OUT
モナ・アワド『ファットガールをめぐる13の物語』
-
くどうれいん『うたうおばけ』
¥1,540
SOLD OUT
くどうれいん『うたうおばけ』 ともだち、いますか。「友達」じゃなくて、「ともだち」です。パーカーを後ろ前に来て、フードで顔を覆い、「おばけ、歌います」とレミオロメンを歌い出すような、ともだち。ここにたくさんいますから、ちょっと覗いてご覧なさい。 何なんだともだちって。と問うてくるひとがいるとしたら、内容に触れずに答えるのは難しいし、各話で登場するともだちの特徴は突飛過ぎて説明がしにくい。 ごく個人的で身勝手な見解を述べるとすれば、暗い顔でニヤリと笑い合えるか、だろうか。文中にはよく「にひ」だとか「いひひ」だとか「にか」だとかいう笑い声が漏れる。どう考えても爽やかではない。が、人間いつでも爽やかで明るい訳ではないし、普段日の光に照らされている間は出てこない暗い部分が一致したほうが、仲良くなるには手っ取り早いのかもしれない、と読んでいて思う。 うまく行きそうにないナンパも馬の話で一転したり、あほらしいと思いながら宇宙ステーション「きぼう」をみたいと思い、あほらしいことをしたい時に連絡を取る相手と離れた場所できぼうを見たり、そしてそのあと交際したり。 多分、そういった現象って、言葉にしにくいし身の回りで見かけたりしない。でも、読んでいてわかるわかるとうなずく程度には私達もそれを経験している、はずなのだ。それを、著者はエッセイという形でこっそり文章にしてくれている。いや、「見えてしまう」から書いている、と言うべきか。「穏やかにかわいい百鬼夜行」は、夜にひっそりと、しかし見た者はニヤッと、楽しむべきものである。 出版社より 人生はドラマではないが、シーンは急に来る 『わたしを空腹にしないほうがいい』のくどうれいん、最新エッセイ集 「東北の小さな歌人。鋭いと思いきや、その先は丸く、言葉たちは強く光っている」(植本一子) ・失恋してラーメン屋に喪服でやってきたミオ ・「ビニニでもバナナ」と大発見したのんちゃんとゆーきちゃん ・暗号でしか告白できないスズキくん など個性的な「ともだち」がぞくぞく登場! 「web侃づめ」の大人気連載に大幅増補の全39編。おだやかにかわいい百鬼夜行 2020年4月下旬全国書店にて発売。 試し読みはこちらから。 【著者プロフィール】 くどうれいん(工藤玲音) 1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。会社員。樹氷同人、コスモス短歌会所属。 著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD、2018年)、共著に『ショートショートの宝箱Ⅰ・Ⅱ』(光文社)。 「POPEYE」(マガジンハウス)にて「銀河鉄道通勤OL」連載中。 『うたうおばけ』 くどうれいん 四六判、並製、192ページ 定価:本体1,400円+税 ISBN978-4-86385-398-0