-
丈夫な紙
¥1,980
山岸由佳『丈夫な紙』(素粒社) 以下、版元より 現代俳句新人賞作家による待望の初句集。2015年から2022年までの284句を収載。石寒太(「炎環」主宰)による挟み込み栞文。 収録句より 汗引いてゆき百年のシャンデリア 人影のダリアの揺れてゐる故郷 石を生む体の睡り泉湧く 小鳥来るまひるを眠らないやうに ほほゑめば十一月の木の模様 鮫の歯のうつろ花びらほどひかり 舟は花つめたい顔の揺れながら 卵買ふゆふぐれ蝶に追ひつかむ 目次 スピーカー 見えない硝子 ボクシングジム 歩行者天国 幻の羽子板 一輪草の夜 十一月の木 鳩のゆめ 手から手へ あとがき 著者プロフィール 山岸 由佳(やまぎし ゆか) 1977年長野県生まれ。「炎環」同人、「豆の木」参加。2015年、第33回現代俳句新人賞受賞。
-
欧米の隅々 市河晴子紀行文集
¥2,420
市河 晴子(著)高遠弘美 (編)欧米の隅々 市河晴子紀行文集(素粒社) 以下、出版社より 渋沢栄一の孫にして、稀代の文章家であった市河晴子——その代表的著作である『欧米の隅々』(1933)『米国の旅・日本の旅』(1940)から一部を精選。注・解説・年譜・著作目録等を付す。 編者は、フランス文学者にして、プルースト『失われた時を求めて』個人全訳刊行中の高遠弘美。 激動の世界を巡ったひとりの女性の、弾むような、いきいきとした旅の記録。 【推薦文】 常識を鵜呑みにしない精神の柔軟さと驚くべき観察眼。 対象の弱みを鋭く突いてなお嫌味にならない毒のあるユーモア。 緩急自在の文体で描かれる、?溂とした知的な道中のなかで、 いま、「隅々」という新しい言葉の地誌が生まれる。 ——堀江敏幸
-
いつかたこぶねになる日
¥1,980
SOLD OUT
小津夜景『いつかたこぶねになる日』 目次 はじめに いつかたこぶねになる日 それが海であるというだけで 釣りと同じようにすばらしいこと 虹をたずねる舟 翻訳とクラブアップル とりのすくものす タヌキのごちそう おのれの分身と連れ添う鳥 あなたとあそぶゆめをみた 空気草履と蕎麦 ?風絵を旅する男 はだかであること 愛すべき白たち はじめに傷があった 隠棲から遠く離れて スープの味わい イヴのできごと 海辺の雲と向かいあって 生まれかけの意味の中で 砂糖と試験管 紙ヒコーキの乗り方 春夜の一服 ベランダ暮らしの庭 文字の消え去るところ 鏡とまぐわう瞳 無題のコラージュ ひょうたんのうつわを借りて 貝塚のガラクタたち ファッションと柳 旅行の約束 わたしの祖国 おわりに 本書に登場するおもな詩人たち 漢詩出典 初出
-
なしのたわむれ
¥1,980
SOLD OUT
小津夜景、須藤岳史『なしのたわむれ』
-
遠山陽子俳句集成
¥1,870
遠山陽子『遠山陽子俳句集成』
-
エレメンツ
¥1,870
鴇田智哉『エレメンツ』
-
光聴
¥1,760
SOLD OUT
岡田一実『光聴』
-
新しい手洗いのために
¥1,760
TOLTA『新しい手洗いのために』
-
成長痛の月
¥1,760
飯島章友『成長痛の月』
-
成分表
¥1,760
SOLD OUT
上田信治『成分表』