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推し短歌入門
¥1,980
以下、版元より _字のことで騒げる能_、対象への熱い思い、オタクは短歌に向いている! 「脚が5メートルある!」「顔がルーブル美術館(=美術品のように美しい)」などなど、オタ活においてはミームや誇張表現に頼ってしまい、語彙喪失状態になってしまいがち。 それでも、好きなものをもっと丁寧に、自分だけの言葉にしたい! そんなオタクたちの真摯な想いに応える、現役オタク歌人による短歌入門。
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ふりょの星
¥1,870
以下、版元より 川柳のビッグバン! 川柳アンソロジー『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)でも最年少柳人として紹介された、Z世代のトップランナーによるネオ川柳。 言葉を限りなく自由に操り、読んだ者を骨抜きにする、魅惑の250句。 意味深な無意味な言葉の羅列。読み終わる頃には、言葉を食べてお寿司を読みたくなるに違いない。 ──Dr.ハインリッヒ(芸人) 川柳を作るとき、私はさながら迷子センターのようです。 私のもとにやってきた言葉とすこしの時間だけお話して、送りだしてあげる。 誰もむかえにきていなくても。──「あとがき」より 〈収録句より〉 良い寿司は関節がよく曲がるんだ いけにえにフリルがあって恥ずかしい 県道のかたちになった犬がくる 観覧車を建てては崩すあたたかさ 銀色の曜日感覚かっこいい 寵愛を受けて現像液のなか ティーカッププードルにして救世主 賛意って子持ちししゃものことなのか たてまつる永遠のつきゆび 未来はきっと火がついたプリクラ コングラチュレーション 寝ない子 コングラチュレーション
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高校生と考える 人生の進路相談
¥1,980
以下、版元より 心理学、人類学、言語学、精神医学、科学、物理学など あらゆる分野の第一人者である講師陣18名が伝える 今を生きる高校生への「人生のメッセージ」 「自分とは何か」「他者に寄り添うには」「どう生きていくか」......。 先の見えない時代を生きる高校生たちの悩みは広く、深い。 そんな彼らに向けて、人生を進むヒントとなる言葉を伝えた 大学教授18名の授業が収録された人気シリーズ最新刊! 子どもはもちろん、大人にとっても自分の道を見つめ直すきっかけになる一冊です。 「自分らしさに内容はありません。 いわば、何も入っていないバケツみたいなものです。」 磯野真穂(人類学者) 「無意識というのはただの悪者じゃなくて、 そのひとの根底でずっと響いている物語みたいなものです。」 東畑開人(臨床心理学者) (目次) 第一章 世界から自分を考える 磯野真穂「自分らしさとは何か?」 ウスビサコ「これからの世界で生きるために」 渡辺靖「アメリカ研究者による進路相談」 第二章 文化を読み解く トミヤマユキコ「少女漫画とルッキズム」 尾崎真理子「文化とは、文学とは何か?」 里見龍樹「旅する哲学」 第三章 角度をつけて社会を見る AKI INOMATA「生きものと共につくるアート」 神里達博「科学技術を哲学しよう」 松浦壮「時間とはなんだろう?」 第四章 言葉と生きる 今井むつみ「言葉を使えるとはどういうことか」 都甲幸治「好きなことを仕事にするということ」 山本浩貴「生のアトリエ」 第五章 過去を通して人間を知る 藤野裕子「過去にタイムスリップして」 香川檀「自分の記憶を伝える芸術とは」 海部陽介「三万八千年前の祖先たちはどうやって未来を切り拓いたのか」 第六章 他者とつながる 松本卓也「イデオロギーと心の病気」 川瀬慈「他者を理解するということ」 東畑開人「心見る仕事」
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ゲンロン16
¥2,530
以下、版元より 【目次】 【小特集】ゲンロンが見たウクライナ [論考]東浩紀|ウクライナと新しい戦時下 上田洋子|戦争はどこに「写る」のか──ボリス・ミハイロフとハルキウ派 [取材]上田洋子|「戦争が始まった朝はどうすればいいのかわからなかった」キーウ市民に聞く [インタビュー]イリヤ・フルジャノフスキー 聞き手=東浩紀+上田洋子|ユダヤとロシアのあいだで──バービン・ヤルの虐殺とソ連という地獄 ———————————— [座談会]夏目房之介+大井昌和+さやわか|マンガの奥義は現場にあり──ジャズ、八卦掌、戦後日本 [エッセイ]大澤聡|ふたつの庭、あるいは碁 [論考]菊間晴子|「見せ消ち」の生を歩む──書き直しの作家としての大江健三郎 須藤輝彦|あいまいなチェコの小説家──ミラン・クンデラのコンテクスト※再掲載 [ゲンロンの目]新川帆立|エンタメ作家の背骨 ———————————— [座談会]加藤文元+川上量生+東浩紀|訂正する真理──数学、哲学、エンジニアリング ———————————— [連載]ユク・ホイ|永遠平和とふたつの普遍的なものの概念 惑星的なものにかんする覚書 第3回 訳=伊勢康平 [連載]イ・アレックス・テックァン 訳=鍵谷怜|レヴィ=ストロースとサイバネティックス 理論と冷戦 第6回 [連載]石田英敬|1960年代の「想像力」 飛び魚と毒薬 第6回 [連載]田中功起|内省と制度批判 制度を内側から変えること 11月30日から3月12日 日付のあるノート、もしくは日記のようなもの 第17回 ———————————— [コラム]山森みか|イスラエルの日常、ときどき非日常 #11 具体性を伴った共存に向けて [コラム]辻田真佐憲|国威発揚の回顧と展望 #6 「ゆるふわ」ポストも油断できない [コラム]福冨渉|タイ現代文学ノート #9 「革命」の憧憬 ———————————— [コラムマンガ]まつい|島暮らしのザラシ 寄稿者一覧 English Contents and Abstracts
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POSSE vol.55
¥1,540
以下、版元より 【特集】物流危機を救うのはAIと規制緩和か? 物流業界における労働の「危機」が叫ばれている。 一つはドライバーの長時間労働規制による「2024年問題」だ。このままでは物流が回らなくなるとして、荷主や運送会社に対する規制や、消費者の意識改革などが啓発されている。それどころか国は「規制緩和」策まで提唱している。だが、こうした議論の中で、労働者の声が反映されているとは言い難いのが実情だ。 同時にインターネット通販、主にAmazonというプラットフォームの拡大のもとで、ドライバーのさらなる個人事業主化、そしてAIによる労働の強化が進行している。労働者が自らの権利を行使することは、ますます困難に思われているのではないだろうか。 いま、労働運動には何ができるのか。本特集では、物流業界の「危機」を見据えつつ、実際に日本やアメリカで闘うドライバーたちの労働組合の実践を参照し、新たな可能性を探りたい。
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スピン/spin 第7号
¥330
以下、版元より スピン07 スピン/spin 第7号 雑誌 A5 ● 160ページ 発売日:2024.03.28 定価330円(本体300円) 楽天ブックスで購入 紀伊國屋書店Ki hontoで購入 セブンネットショッピングで購入 HonyaClubで購入 e-honで購入 HMV&BOOKSで購入 この本の内容 目次・収録作品 [短篇] ・相川英輔 魔法をさがして ・曽根賢(PISSKEN) 雑司ヶ谷鬼子母神「七曲りの路地」奥の七曲り荘二〇二号室からずっと [エッセイ] ・蓑田沙希 マーブルという名の猫 ・和田淳 ちょうどピッタリ [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第7回) ・大森美香 花と葉(第6回) ・尾崎世界観 すべる愛(第7回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第7回) ・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第6回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第7回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第7回) ・中村文則 彼の左手は蛇(第3回) ・藤沢周 利休残照(第7回) [連載詩]第4回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる——彼氏彼女の事情詩集 [歌詞の話]第4回 ・ピノキオピー 歌詞 匿名M/エッセイ 「人間じゃないもの」への憧れ [連載往復書簡] 第5回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ——詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=はるな檸檬 [紙の話] 第7回 ・上坂あゆ美 「なくてもいい」から輝くもの [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第7回 ・渡辺祐真 定型という魔法〜型とは何か?〜 [本の話] ・柳川貴代(白座) 本が物質として浮かび上がり輪郭が見えてくるまで [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・いしいしんじ 貧乏がいちばん! ・居島一平 ミステリ数冊ぶんよりミステリな探求の書 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第7回 ・斉藤壮馬 「夏、箱庭、サウダーデ」 [紙のなまえ/箔の種類]
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スピン/spin 第6号
¥330
以下、版元より [短篇] ・小原晩 けだるいわあ [エッセイ] ・金山寿甲 生さんまの炭火焼き [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第6回) ・大森美香 花と葉(第5回) ・尾崎世界観 すべる愛(第6回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第6回) ・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第5回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第6回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第6回) ・中村文則 彼の左手は蛇(第2回) ・藤沢周 利休残照(第6回) [連載詩]第3回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる——ゴールデンカムイ詩集 [歌詞の話]第3回 ・ピノキオピー 歌詞 すろぉもぉしょん/エッセイ 珍しくない恥 [連載往復書簡] 第4回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ——詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=綿矢りさ [紙の話] 特別編 ・はるな檸檬 一枚に宿る無限の夢 ・斉藤壮馬 紙でできた宇宙 ・八木寧子 紙の声 [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第6回 ・渡辺祐真 意味を抑えて、音を楽しめ [本の話] ・坂野公一 引き継いだもの [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・伊野尾宏之 就職しなくてもなんとかなっている人たちの人生話 ・内田剛 涙をのんだ3冊 ・谷崎由依 デュアのこと [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第6回 ・斉藤壮馬 「月に堕ちても」 [紙のなまえ]
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エドワード・サイード ある批評家の残響
¥1,870
以下、版元より 文学、音楽、パレスチナ問題など分野横断的に論じた批評家、エドワード・サイード。ポストコロニアル批評の先駆者として『オリエンタリズム』などの著作を残した。イスラエルによるガザへの軍事攻撃が激化。いまサイードの著作が読みなおされている。彼にとって、批評とはどのような営為だったのか? 没後20年をむかえた今、その思考の軌跡をたどりつつ、現代社会における批評の意義を問う。
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GREEK TO ME
¥2,640
以下、版元より 知的好奇心が人生を決める。 この人の場合、対象はギリシャ語だった。 ぼくも同じ道を歩いたから喜びがよくわかる。 ──池澤夏樹 伝統ある雑誌「ニューヨーカー」で24年間にわたり校正係を勤めた“カンマの女王”こと、メアリ・ノリス。 彼女が生涯をかけて愛してきたギリシャ語、ギリシャ神話、ギリシャのすべてについて、 あふれる愛とともに語ります。 オハイオ州の田舎に生れ、語学なんて苦行だとしか思っていない消防士の父のもとで育ったノリス。 ラテン語を学ばせてもらえなかったことから始まった彼女のギリシャ語との出会いは、 ある日偶然モンティ・パイソンがギリシャ神話をネタにした映画を見て、 ふとギリシャにゆきたいと思ったこと。 上司で大のギリシャびいきのエドに導かれ、ギリシャ語の世界に身も心も夢中になって──。 女神アテナに自分をなぞらえた学生時代のこと。初めてのギリシャ旅行のこと。 ギリシャ悲劇を通じて、母との関係を見つめ直せたこと。 コンプレックスだった自分の容姿の話題からも自由になれたこと。 憧れの作家に会いに行ったこと。 アルファベット順の歴史、ギリシャ文字の英語読みとかのウェブスターの関係、 ギリシャ由来の英語のあれこれなどなど、十分すぎる語学蘊蓄とともに描く、 全語学好き、ギリシャ好き、英語好きに送る、一気読み必至の名エッセイ! [「It's Greek to me.」=「(ギリシャ語みたいに)ちんぷんかんぷん」という意味の英語の慣用句]
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汚穢のリズム
¥2,640
以下、版元より 雑草、害虫、ゴミ、悪臭、腐臭、死、排泄、にごり、汚染── 汚穢(きたないもの、おぞましいもの)にかかわる体験や、それを避けようとする人間の行動を掘り下げ、人類学・倫理学・環境社会学などの視点から考察する。 生きていれば避けようなく生み出される排出物を、なぜ厭わしく思うのか。 それらを見えないように隔離し、清掃・美化することはある種の暴力ではないのか。 汚穢に触れたくない、また自分の汚穢を他人に感じとらせたくないという感覚をどのように捉え、付き合っていくことができるのか。 きたないもの、おぞましいものから見えてくる世界とは? 研究者11名とアーティスト3名によるエッセイとインタビュー。 この本は、汚穢のなかから、汚穢として脈打ちつつ、ものを考えようとしている。肉体を成り立たせているものについて、自分の内からにじみ出てくるものについて。あるいは生きる現場でたえず起きているショックや恐怖、嫌悪や恥辱をともなう遭遇について。見難いもの、つまりは目をおおわせるようなものとの交差として経験されながらも、時にはこれまで知らなかった興奮をもたらし、いまある世界に新しい緊張と光を差し込ませるような出会いについて。 本書「はじめに」より(酒井朋子)
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新記号論
¥3,080
以下、版元より ゲンロンカフェ発 伝説の白熱講義を完全収録! 脳とメディアが出会うとき——記号論は新たに生まれ変わる! クロマニョン人とリュミエール兄弟、スピノザとニューロサイエンス、フロイトとiPadが軽やかに結びつく、超時代・超領域の連続講義。やがて聴衆は、人文学と認知科学が団結し、ファシズムに立ち向かう瞬間を目の当たりにする。われわれの認知を、コミュニケーションを、政治行動を、テクノロジーはどのように規定しているのか。インターフェイスに囲まれて生きる現代人の必携・必読の書。
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脳のお休み
¥1,980
以下、版元より 暮らしレーベル、第5弾。 ——高い金払って大学行かせてもフリーターか。くその役にも立たないな。 身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より) ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。ーー滝口悠生(小説家) 【著者略歴】 蟹の親子(かにのおやこ) 1991年生まれ。日本大学芸術学部卒。 事務員や書店員を経て、東京・下北沢にある「日記屋 月日」初代店長となる。現在もスタッフとして働き、日記や、思い出すことそのものについて日々考えている。 本書が商業出版デビュー作となり、自主制作本に『にき』『浜へ行く』がある。
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夫婦間における愛の適温
¥1,870
以下、版元より まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた。(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 暮らしレーベル、第4弾。 デビュー詩集『とても小さな理解のための』が5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。デビュー詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)のヒットで、新聞・テレビなどのメディアから。一九九四年生まれ、埼玉県在住。
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転職ばっかりうまくなる
¥1,760
以下、版元より 20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる−−。 個人誌『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』が異例の売れ行きを見せるひらいめぐみ、書き下ろし最新作。 生涯年収やキャリアプランよりも大事にしたいことがある人、転職に悩む人、働き方に悩むすべての人たちに送ります。 【目次】 ◎一社目 倉庫、コンビニ アルバイトはたのしい 倉庫ではたらく お金がない 時間の換金には限度がある ◎はじめての就職活動 転職エージェントに登録する 初めての面接 「世の中そんなに甘くないんだよ」 再最終面接 ◎二社目 営業 入社一か月目 ほほえみ地蔵 社会人練習 踏んだり蹴ったり 血便、ふたたび ◎二社目 はじめての休職 ダチョウか、タカか、ペンギンか 川と裁判傍聴の日々 ◎三社目 webマーケティング おでんを食べながら働く 「圧倒的成長」をしたくない ◎四社目 書店スタッフ 滑り込み転職 手取り十五万円クライシス レモンの輪切りと人生 「好きなこと」を仕事にする (二十八歳・書店アルバイト) 転職活動、ふたたび トイレットペーパーがない ◎五社目 事務局・広報 入社して一か月で辞めたくなる 「給料も払いたくない」 「仕事ができる・できない」は環境の違い 「ひらいさんは文章で成功しない」 なにもない首里城 ◎六社目 編集・ライター 職場には川が必要 デスクでごはんを食べること、窓がないオフィスで働くこと 「書く」という仕事 甘いものが食べられない期 偏りをはかる ◎七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。 倉庫バイト・リバイバル 働き方革命 やってみたいことを、やってみる 転職の数だけ人生の味方が増える フリーランスの生活と占い 肩書は書かない いつ、どんな理由で辞めてもいい 夢って、なんだろう ◎あとがき キャリアが積み上がらなくても、収入が減っても、辞めたくなったら辞める。 これが転職においてのわたしの譲れないポイントである。 「就職とか会社とかよくわからん、と思ってる人、だいじょうぶ、みんなわかってないから、と教えてくれる本だった。 なんか違う、と感じたら体調を崩してやめてしまう、身体の敏感さがひらいめぐみの才能だと思う。 仕事の内容よりも、仕事場の近くに川があるかどうか、のほうが熱心に語られている。僕も川のそばの倉庫で働いてみたくなった」(pha)
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いかれた慕情
¥1,870
以下、版元より 家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込むのも踏み込まれるのも躊躇した。そうやって生きてきたから、誰かの友情や愛情を目の当たりにすると、決まって後ろめたい気持ちになった。冷めたふりして飄々と生きているつもりだったけれど、本当はものすごく寂しかった。(本文より) わたしはずっと、君みたいになりたかった。 暮らしレーベル、第3弾。 『常識のない喫茶店』『書きたい生活』著者・僕のマリの、原点。 秘めながら漏れ出す激情の奔流。 こんなにドキドキするエッセイ、他にない。 【著者略歴】 僕のマリ(ぼくのまり) 文筆家。一九九二年、福岡県生まれ。著書に『常識のない喫茶店』『書きたい生活』(ともに柏書房)『まばゆい』(本屋lighthouse)がある。また、自主制作の日記本も発行している。
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せいいっぱいの悪口
¥1,870
以下、版元より 今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) −−詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 【目次】 せいいっぱいの悪口 みんな魚 さわやかなかぜ 愛も希望も タクトを折る いきすぎた夜 日記 二〇一九年一〇月八日〜一〇月一七日 はみだしながら生きてゆく 走馬灯の日々 オールドファッションと鶏皮 マンボウの下半身 日記 二〇二一年九月一〇日〜九月二〇日 だれのことも スーと夫 豆を拾う 春がきらい 日記 二〇二二年三月二日〜三月三一日 躑躅のマゼンタ、伊勢エビの赤 あーちゃんも あとがき 2019年秋の文学フリマ東京で発売後、評判が評判を呼び、増刷を重ね、個人誌にも関わらず1,000部完売したZINE『せいいっぱいの悪口』。 本書は、同ZINEに大幅な新規原稿と加筆・修正を加えたものになります。 百万年書房の新レーベル「暮らし」、第1弾。
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インタビュー大全
¥2,200
以下、版元より 雑誌やWebの記事などさまざまなメディアで長年インタビュアーとして活躍してきた著者が、これまで約2000人に行ったインタビューから得たデータを分析。「人から自然に話を引き出す」ために必須なストラテジー(戦略)を体系化した最強の〈インタビュー教本〉の登場です。 本書は多数のイラストとチャート図を使い、読みやすく、わかりやすいページ構成になっています。また「インタビュー」だけでなく、広く「コミュニケーション」のテキストとしても使えるよう“練習問題”を各章に用意しました。コラム「インタビュー裏話」も添えて、インタビューにまつわる理論と実践と学習のすべてが詰まった一冊です。
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転んでもいい主義のあゆみ
¥2,200
以下、版元より 「ふわふわ」を正し、じたばたしながら、「くよくよ」を守れ。 ポジティブになれない日本人のための試行錯誤論、ここに見参!! 在野研究者・荒木優太が日本のプラグマティズム受容史を探索しながら「転んでもいい主義」をガイドする、待望の新刊!
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鳥が人類を変えた
¥3,190
以下、版元より 神話に最初に登場する鳥、世界一高価な鳥、大戦の流れを変えた鳥、科学の常識を覆した鳥……。身近な種から絶滅した種まで、世界の見方がまったく変わる鳥たちの物語。
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日本人が移民だったころ
¥1,980
以下、版元より 日本はかつて国策として移民を推奨する「移民送り出し国」だった。沖縄からパラグアイまで開拓地をめぐり、戦争に翻弄された労働者たちの声を拾い集める、聞き書きルポルタージュの決定版。
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銭湯
¥1,760
以下、版元より 第4回ことばと新人賞受賞作!! 読む/書くを通して、人は自由にどこにでも行かれる。 言葉にはこんなことができるのだし、言葉にしかこんなことはできない。 見事な文章体力の、風通しのいいチャーミングな小説。 ーー江國香織(小説家) 呆れ返ること必至! 笑っちゃうこと不可避!! なのにグッときちゃうこの不思議!!! 新人はヘンテコなくらいがちょうどいい。 人間は少しダメなくらいがちょうどいい。 生き方はゆるいくらいがちょうどいい。 だから福田節郎の小説は、すごくいい。 ーー豊_由美(書評家)
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伊藤螺子短編集『UFOを待っている』
¥800
SOLD OUT
伊藤螺子短編集『UFOを待っている』 虚構を信じるあなたのための物語。 短編3作収録。 装幀・装画は漫画家・イラストレーターの丸紅茜さんです。 【収録作品】 ①UFOを待っている 雑誌掲載時の依頼テーマ:癒やし 舞台:夜の河川敷 出てくる人:孤独な女性、変なおじさん 出てくる物:煙草、パラボラアンテナ、フィリックスガム ②ナインライブス 雑誌掲載時の依頼テーマ:ファミコン 舞台:昔の友達の家 出てくる人:昔の友達、幽霊 出てくる物:謎のファミコンソフト、奇妙な洋館、9匹の猫 ③銀の匙 雑誌掲載時の依頼テーマ:オカルト 舞台:崩壊した世界 出てくる人:しがない超能力者 出てくる物:巨大UFO、こっくりさん、ダウジングロッド
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天使についての試論/伊藤なむあひ
¥1,584
伊藤なむあひ『天使についての試論』サイン本です!「私は割れていない天使たちと、天国の隣にある小さな島で暮らしている」(表題作「天使についての試論」より)
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先人は遅れてくる パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3 / 友田とん
¥1,870
以下、版元より 啓示を受けたように思いついた「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」という言葉を、意味もわからぬままに実践しようと試みる連作エッセイシリーズ最新作。 コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、『西遊記』など、何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。訪ねた土地で過去の出来事や読んだ小説の断片の記憶を芋づる式に蘇らせていく至福。 全4章、約5万字の文章と18枚のカラー写真、画家・いちろうの挿画で構成。 ◉目次 第1章 半径1km圏内の言葉 第2章 弘法大師のご利益か 第3章 繰り返しの効能 第4章 先人は遅れてくる