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茶酔叢書 巻二 / [著] 茶酔、[マンガ] 最後の手段
¥3,000
巻一も好評だった茶酔、第二巻が出版されました! 「中国茶SFマンガZINE」という、一体どんな本なんだ……という触れ込みですが、ぱっと開けば一目瞭然。「熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“」の感覚が、アートチーム「最後の手段」による見開きいっぱいの漫画で表現されています。 巻一ではお茶酔いの紹介と岩茶の特集が組まれていましたが、今回の巻二では伝説と日常、そしてお茶は台湾茶とジャスミン茶にフォーカス。あとがきにはこのテーマに至った経緯も語られていますが、この生き生きとした本ができるまでの試行錯誤がとっても面白いです。お茶飲みながらお話伺ってみたいな……。 以下、版元より 中国茶SFマンガZINE『茶酔叢書』 第二巻が刊行! 熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“。 『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのZINEのシリーズです。 巻二のテーマは伝説と日常。 茶にまつわる様々な逸話や身体感覚をマンガとコラムで紹介します。 本巻では特に台湾茶とジャスミン茶にフォーカス。 香り高い茶をカジュアルに楽しむZINEになっています。 また、超初心者向けのガイドも収録。 マグカップで中国茶を美味しく煎れる方法や、略式の茶の生活記を掲載。 超常的な茶の伝説から個人的な生活の茶まで、盛りだくさんです。 [目次] ・虫に噛まれて甘くなる蜜香烏龍 ・茶玩具——掛け湯の儀 ・仏の手と呼ばれた茶 ・みんなの茶の略 ・マグカップで茶を煎れる ・ジャスミン茶の世界 中国茶SFマンガの物語が動き出す 今回もマンガは、アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろし。 巻一で互いに出会ったピオちゃん一行。 いよいよそれぞれの物語が動き出します。 【あらすじ】 宇宙旅行が一般的になった近未来の東京都杉並区。火星から都内の大学に進学してきたピオちゃんは、フラットメイトのタイヘイ君とビデオゲームをしていた。負けたピオちゃんが癇癪を起こすと、最古の茶書『茶経』がうっかりコンソールに誤インストール!すると、著者・陸羽の思念体、NEO陸羽が生成された!伝説的な茶の力で、お茶酔いの世界にのめり込んでいく。
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茶酔叢書 巻一 / [著] 茶酔、[マンガ] 最後の手段
¥3,000
好評につき再入荷です! 以下、版元より “お茶酔い” をフィーチャーした 中国茶ZINE『茶酔叢書』が刊行 熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“。 『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのZINEのシリーズです。 巻一のテーマは烏龍茶。中でも鳳凰単叢と岩茶にフォーカス。 また合わせて、中国茶の煎れ方、お茶とは何か、基本的な中国茶器など、ベーシックな入門解説も! [目次] ・初めての “お茶酔い” ・茶とは何か ・香りの烏龍茶 ・工夫の中国茶器 ・岩に生えるお茶 中国茶SFマンガを収録 メインコンテンツのマンガは、アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろし。 宇宙人も地球人も宇宙生物も思念体も、みんなでお茶を囲み、お茶に酔う、中国茶SFマンガです 【あらすじ】 宇宙旅行が一般的になった近未来の東京都杉並区。火星から都内の大学に進学してきたピオちゃんは、フラットメイトのタイヘイ君とビデオゲームをしていた。負けたピオちゃんが癇癪を起こすと、最古の茶書『茶経』がうっかりコンソールに誤インストール!すると、著者・陸羽の思念体、NEO陸羽が生成された!伝説的な茶の力で、お茶酔いの世界にのめり込んでいく。
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世界をきちんとあじわうための本
¥1,870
『世界をきちんとあじわうための本』 企画 : ホモ・サピエンスの道具研究会 「世界をきちんとあじわうための本」と題されたこの本は、元々展覧会の記録集として作成された。 それが巡り巡って @on_reading のおふたりやホモ・サピエンスの道具研究会が原稿を加え、新装版としてわたしたちの手元にある。 そういった経緯から、ここにはさまざまなタイプの文章が混在する。さまざまな方法で、普段の生活のなかに世界が「ある」ということや、意識しないでやっていることをいまいちど点検し、気付き、あじわうことが試みられている。 たとえば、コンビニのシャキシャキなレタスへの違和感から思考を巡らせた次のページには鉄棒の写真。食べ物のこと考えたあとだから、「うわ、鉄の味しそう」とか、「レタスと同じで水滴が垂れてて冷たそう」「レタスよりずっと硬い」とか、考えてしまう。そして、さっきの文章だと目的やら道具やら言ってたな、鉄棒はどういう扱いになるだろう…。 鉄棒は公園や学校にいつもあって、当たり前に見ているものだけれど、ある視点を教えてもらって見つめなおせば、このとおり別様に変化する。息をしたり、靴を履いたり。あるいは、「残ってしまう」という世界の不思議な性質に驚いてみたり。そんなことが、読んだあとには出来るかもしれない。 ひとつ、おすすめの読み方を提案しましょう。 まず、本に出てくる写真だけを見てみます。綺麗に写されてはいますが、どこにでもあるものを写したものが多く、「なんだこの本は、つまらないものばかり写しているな」と感じるかもしれません。 つぎに、冒頭の「私たちは、毎日、毎日、何をしているのだろう?」という問いを頭の中にうかべて、通読してみます。たぶん、当たり前の風景に思えた写真たちが、ぜんぜん違って見えるはずです。 そうしたらきっと、写真だけでなくて、世界をきちんと、あじわう準備ができているはず。みつめるでも、かんがえるでも、かんじるでも、しるでもなく、あじわう。それは、わかることも、わからないことも含めて、吟味する態度を示しているものなのではないでしょうか。
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HARAIZUMI ART DAYS! 2018-2022 5th Anniversary book
¥2,000
以下、版元より 掛川・原泉で開かれている地域芸術アートイベント「原泉アートデイズ!」の5周年アニバーサリーブックを刊行しました。 1人の移住者・羽鳥祐子と、現地にアトリエを持つ現代美術家・中瀬千恵子。たった2人の女性の熱い思いから、「原泉アートデイズ」は始まりました。里山が広がる原泉は、茶どころ静岡県・掛川市のもっと奥にあります。 2018年からアーティスト・イン・レジデンスを開き、毎年開催。地域と交流を重ねながら、今では静岡県内有数の展覧会に成長しました。国内外31組のアーティストの5年間の作品と軌跡をアニバーサリーブックにまとめました。第23回岡本太郎現代芸術賞受賞の野々上聡人ら、若手有望作家も参加。眺めているだけでアートのパッションと里山・原泉のホスピタリティを感じられるアートブックになっています。 【執筆者】伊藤賢一朗(資生堂アートハウス館長) 福住廉(美術評論家) 【装丁・イラスト】水戸部春菜 【デザイン】青木三枝(是空デザイン) 【発行元】原泉アートプロジェクト 縦182mm 横182mm 厚み11mm 123ページ
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失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術/池田剛介
¥2,592
以下、版元より 「モノからコトへ」時代の、その先へ 長編書き下ろしと7編の論考で探る、「作品」と「制作」の新たなる可能性 現代美術のあり方が、芸術とは何かを問う内的な行為からその外にある現実社会への働きかけへと変化してきているいま、「作品」はどこへ向かうべきなのか--。芸術とは何か、作品とは何かを根本から問い続け、美術作家としてその時々の自身の答えを作品にあらわしてきた池田剛介による、待望の処女論集! 「ユリイカ」「現代思想」「早稲田文学」「POSSE」等に寄稿した2011年から2017年までの思考の軌跡と、それを束ねる長編書き下ろしで構成。カバー、表紙、扉には本書のために著者本人が制作した新作を実験的方法で印刷し、書物というモノの可能性を追求する。 自身も不確かな世界に身を置き、活動の継続方法を模索し続けてきたアーティストがたどり着いた、「制作」のあり方とは。モノを作ることを志す全ての人必読の、いまを生き抜くためのヒントに満ちた一冊。
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shoplist en jp login cart 0 torchpress あなたは自主規制の名のもとに検閲を内面化しますか / ARTISTS’ GUILD + NPO法人 芸術公社 編
¥1,980
以下、版元より 書籍企画・設計:田中功起(ARTISTS’ GUILD)+影山裕樹(NPO法人 芸術公社) 英文:奥村雄樹(ARTISTS’ GUILD)+ Art Translators Collective 本書は、東京都現代美術館で開催された「MOT アニュアル2016キセイノセイキ」展と時期を合わせて、ARTISTS’ GUILD とNPO法人 芸術公社が協働して制作した書籍です。本書では、近年、様々な業界で議論となっている「自主規制」の問題を取り上げています。 本書の制作にあたっては、ARTISTS’ GUILD のメンバーでアーティストの田中功起と、NPO法人 芸術公社のメンバーで編集者の影山裕樹が協働して編集を行い、英文はARTISTS’ GUILD のメンバーでアーティストの奥村雄樹と、Art Translators Collective が担当。主に、ARTISTS’ GUILD のメンバーである田中功起、藤井光、小泉明郎、津田道子、増本泰斗らによる、柳澤田実(哲学、キリスト教研究)、大谷芳久(現代美術画廊「かんらん舎」オーナー)、圡方宏史(東海テレビ『ヤクザと憲法』監督)、高山明(演出家、Port B)、岡啓輔(建築家、蟻鱒鳶ル)へのインタビューと、その5つの対話に結びつく「自主規制をめぐるキーワード」などによって構成されます。「キセイノセイキ」展とは異なるもう一つのプロジェクトとして、一冊に纏め上げています。
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DOROTHY / Takahiro Murahashi 村橋貴博
¥2,200
以下、版元より guse arsとしても活動中のコラージュ・アーティスト、Takahiro Murahashi(村橋貴博)による作品集。 村橋はこれまで、コラージュという手法を使い、平面作品でありながら、マテリアルやボリュームを感じさせる抽象的な彫刻のような作品を発表してきました。本作『DOROTHY』では、より具象的要素や構成を持たせることにより、フィクションとリアリティの狭間を往来するような不可思議な作品が生み出されています。 どこかの種族の工芸品や偶像、超古代のオーパーツ、はたまた未来の生物のような不思議な造形は、日々の暮らしや宗教の世界で崇拝されるような神聖な存在を思わせます。
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空き家になる前の空き家対策/氏原岳人・石田信治・織田恭平
¥2,200
以下、版元より これからの空き家対策は、空き家になる前に動き出すことが欠かせない。岡山県を中心にその実践と検証を繰り返してきたプロジェクトチームによる、住宅所有者の行動変容を促すステップやノウハウを事細かに解説。空き家対応の成功・失敗事例や、全国の先進的取り組みもわかる。早め早めの行動が、街の空き家を一つずつ減らしていく。
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ヨコとタテの建築論/青井哲人
¥2,970
以下、版元より ▼いま建築を考える上での基本を、講義形式でわかりやすく語る入門書! ▼より広く、発展的に学ぶための分野横断的な文献案内も充実。 ▼初学者から大学院生、他分野の読者まで幅広い層に開かれたオリジナルな建築論! 建築家は家屋の海原の中に聖堂をつくる。ヨコの広がりの内に、タテの力が働く場をつくり出そうとするのです──(本書より) 当たり前をじっくり考え直すこと、学び直すこと。 私たち=現生人類の本性に立ち返り、建築の思考をいきいきと語る。 相似の海としての「建物」の広がりから、「建築」はいかに世界と未来の幻視を立ち上げるか───。 東京藝術大学大学院での講義から生まれた出色の入門書。
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モールの想像力 ショッピングモールはユートピアか / 大山顕
¥2,200
以下、版元より 日本橋高島屋S.C.本館高島屋史料館TOKYO 4階展示室にて2023年3月4日から8月27日まで開催の「モールの想像力」展を図録として書籍化。開催概要、展示作品の一覧リストのほか、監修者・大山顕氏と佐藤大氏、イシグロキョウヘイ氏の語り下ろし鼎談、大山顕氏と東浩紀氏の語り下ろししモール論のほか、ショッピングモールを舞台にした漫画、ショッピングモールの写真などを収録。大山氏による展示のメインテキストは作品説明を補筆して全文を掲載し、モール展を記録するとともにショッピングモールの文化的意義を考察する。
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絵画の力学/沢山遼
¥2,970
以下、版元より 芸術を経験することとは、振動する差異と諸力のただなかに巻き込まれることだ。芸術の思考=批評はそこから開始される。 アンディ・ウォーホル、ジャクソン・ポロック、バーネット・ニューマン、カール・アンドレ、ロバート・モリス、香月泰男、福沢一郎、辰野登恵子、高松次郎、ゴードン・マッタ゠クラーク、ロザリンド・クラウス、クレメント・グリーンバーグ、イサム・ノグチ──。 「美術手帖」芸術評論募集第一席を受賞した著者による堂々たる初の単著。単行本書き下ろしとして、イサム・ノグチ論「火星から見られる彫刻」を収録する。美術批評の新たな達成。
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ふたりたち/南阿沙美
¥2,200
以下、版元より 『MATSUOKA!』『島根のOL』で話題の写真家・南 阿沙美による、はじめてのエッセイ集。 友人、夫婦、仕事仲間、親子、人と犬……12通りの「ふたり」の気配を、写真と文章で描き出す。 一番小さくて、一番大きな物語。
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そんなふう
¥2,530
川内倫子『そんなふう』 「妊娠から授乳終了までのあいだは、自分ではあるけれど、自分だけではない、半分身体を明け渡しているような、乗っ取られているような、奇妙な状態だった。個体で動ける自由と引き換えに、常にあった孤独感が和らいで、仄かな幸福感があった。そしてなにか見えないバリアのようなもので自分と子どもを守っていたような感覚があった。守ることが最優先だから、写真を撮ることは二の次で、そんなことは写真を始めてから初めてのことだった。」 帯に書いてあったこの文章を読んで、これは仕入れるべきだと確信しました。私は、自分の体とどう付き合っていくかを考えた本(例えば伊藤亜紗『どもる体』のような)が好きです。 体の形って人それぞれで、できないこと、できることも様々。さらには人生の中で大きく変化していきます。妊娠・子育てを経験することで、川内さんの体の感覚が変わっていくさまが、この文章から感じられます。 収録されている川内さんの写真と、ご自身の変化への新鮮な反応が綴られた文章とが合わさって、心が揺さぶられます。ただ、どうしてここまで心が揺さぶられているのか、いまだにうまく言語化できません。きっと、お読みいただくのが一番早いと思います。 【出版社より】 写真家・川内倫子、出産と育児の記録。 生活の中に、身の回りの草木に、そこに差し込む光をとらえた作風で国内外から多くの支持を得ている写真家・川内倫子。 2016年に妊娠・出産を経験し、約3年半に渡り綴られた自身の世界の変化と子や家族へのまなざしをおよそ80点に及ぶ写真と日記体のエッセイでつづります 【プロフィール】 川内倫子(かわうち・りんこ) 1972年滋賀県生まれ。写真家。 2002年、『うたたね』『花火』(共にリトルモア)で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な個展に、カルティエ現代美術財団(パリ、2005年)、東京都写真美術館(2012 年)、熊本市現代美術館(2016 年)などがある。作品集は『AILA』(2004年・フォイル)、『Illuminance』(2011年・フォイル)、『あめつち』(2013年・青幻舎)など多数。最新の写真集に『as it is』(2020年9月・torch press)がある。 【書籍概要】 『そんなふう』 著:川内倫子 装丁:有山達也 定価:2300円+税 発売:10月20日頃 刊行:ナナロク社 ISBN:978-4-904292-98-3 C0095 判型:A5並製 カラー 写真約80点
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出口かずみ画集 小八〈新装版〉
¥2,530
出口かずみ『小八 新装版』 以下、版元より 絵本作家・出口かずみの初画集。 著者と一緒に暮らす猫「小八」が人間界で生きていく様を想像し、描いた作品集です。 掲載点数は、全29点。布上製(クロス装/ハードカバー)、64ページ。 2023年、新装版としてリニューアル。 元々は、2019年にえほんやるすばんばんするかいしゃから発行されたもので、新たに3点を加え新装版として復刊しました。 追加された3点には、もう一匹の愛猫・文六も登場します。
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ロシアの装丁と装画の世界
¥1,320
2024/08/11追記 再入荷しました! 『ロシアの装丁と装画の世界』 高円寺のえほんやるすばんばんするかいしゃで開催された展示会にあわせて作られた本。1950年代から1980年代にかけて発行されたロシアの本の表紙と見返しが掲載されています。大小様々な作品が掲載されていて、どれも可愛く、デザインや絵を描くヒントにもなりそう。しかし、著者やタイトルや発行年といった、通常の図録ならば備えている情報が、この本にはありません。あとがきには、「読める本も読めない本も、好きなものは好きです」とあって、読めないキリル文字を、絵として楽しんだという文章が寄せられています。こういう姿勢も楽しみ方もあるよね、と思わせてくれる本です。 以下、版元HPより ■タイトル: ロシアの装丁と装画の世界 ■発行年: 2019年5月30日 第4刷発行 (2017年 5月20日 初版発行) ■発行 / 編集: えほんやるすばんばんするかいしゃ ■サイズ: 14.8cm×21.0cm ■ページ数: 128ページ ■無線綴じ(ソフトカバー)/カバー付き ■カバー / 本文: オフセット印刷 ■掲載内容 展覧会「ロシアの装丁と装画の世界」の 図録として製作した冊子です。 表紙と見返しの図版のみで構成されています。 本のタイトル、著者名、画家名、発行年などの 文字情報の記載は一切ありませんのでご注意ください。 ■図版掲載数:278点 < 内訳 > ・表紙(裏表紙、背表紙含む):200点 ・見返し:78点
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道具のブツリ/田中幸、結城千代子 文/大塚文香 絵
¥2,420
SOLD OUT
以下、版元より 理にかなったものは美しい 25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、 風変わりで、やさしい、物理学の入門書。 身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っています。 役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、 実はさまざまな道具がもつ「用の美」の基礎になっているのです。 本書は、誰もが一度は使ったことのある生活道具を 「ながす道具」「さす道具」「きる道具」「たもつ道具」「はこぶ道具」の5つの章に分け、 物理を専門とする教師ふたりが、ああでもない、こうでもないと呟きながら、 道具とブツリの面白い関係について語ります。難しい公式や計算はいっさい出てきません。 点で突き刺すフォーク、慣性の法則で水を切るざる、 無限の刃渡りをもつピザカッター、空中の支点でてこを動かすハサミ…etc. 紀元前に生まれたスプーンや車輪など、 今なお変わらない道具の形やしくみにもう一度目を向けることで、 長い年月を経ても廃れない道具のデザインや機能が見えてくることでしょう。 開くと正方形になる縦長の判型、開きのよいコデックス装。 そして色やテクスチャを版画のように重ねた、 独特な風合いのある大塚文香さんの挿絵にもご注目!
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星に絵本を繋ぐ/井上奈奈
¥2,200
SOLD OUT
以下、版元より ドイツ・ライプチヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール2018」で銀賞を受賞した『くままでのおさらい(特装版)』など芸術性の高い絵本を創作し続ける作家・井上奈奈が書き下ろす、「絵本」以外では初となる著書! 本書は絵本を作るという行為が繋いでくれた「世界」についての話であり、 「美しさ」についての話であり、 「絵本を作ってみませんか」というお誘いの本でもあります。 (「はじめに」より) これまで制作してきた絵本の制作ストーリーや細かな拘りポイントを紹介する1章「作品集」、井上さんの普段の絵本の作り方・考え方を工程ごとに丁寧に文章化した2章「絵本を作るときに大切にしている10のこと」、井上さんが講師を務めるワークショップを追体験できる3章「絵本創作ワークショップ」。どれも読み応えのある3章構成です。 多くの美しい絵本を作り出してきた井上さんの創作方法は、はっとするような発見や驚きに満ち満ちています。絵本を作ってみたいという方はもちろん、すべての作り手に読んでいただきたい、創作意欲を掻き立てる一冊です。
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世界の民芸玩具 [日本玩具博物館コレクション] 尾崎織女【著】/高見知香【写真】/軸原ヨウスケ【企画・デザイン】
¥3,300
以下、版元より 玩具に秘められた祖先たちの記憶 田舎町の私設博物館が世界の人々とともにつくりあげた20世紀の民芸玩具コレクション。木、土、木の実、麦わら、ヤシの葉、ヒョウタン、紙……身近なものを使った多様な表現を通して、世界の造形文化を旅する。メキシコの陶芸の村で作られたアヒルの貯金箱、イヌイットの作った骨のけん玉、東欧や北欧の国々に伝承される翼を広げた木製の鳥。時代に取り残され、消滅しようとしている民衆芸術に光を当てる。
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中国民衆玩具 [日本玩具博物館コレクション] 尾崎織女【著】/高見知香【写真】/軸原ヨウスケ【企画デザイン】
¥3,850
以下、版元より 大地と民衆が育んだ素朴美が420点大集結! 小さな博物館の膨大な玩具コレクションの背景には、激動の時代をこえて玩具文化の灯をつなごうと尽力した人々、素朴な造形美に打たれ、調査・蒐集にのめり込んだ人々があった。中国大陸の東北から西南へと旅して、民衆の手による素朴な玩具をひとつずつ、土地の文化慣習をひもとき紹介する図鑑。満州で蒐集された貴重なコレクション群を含む圧倒的な作品数、玩具学芸員による時代・素材・文化背景をおさえた詳細な解説、美しい造本・写真に加え、歴史に翻弄されながらも玩具を破壊と衰退から命がけで守ろうとした人々の熱い思いが伝わる愛蔵版。
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オアハカの動物たち [VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING] 岩本慎史【著】/安彦幸枝【写真】
¥2,750
以下、版元より オアハカン・ウッド・カーヴィング 初期の色彩と造形 手工芸の宝庫といわれるメキシコ・オアハカ州。20世紀半ば、一人の男が作りはじめた木彫りの動物たちに、ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラードが早くから注目した。今ではメキシコを代表する工芸品となったオアハカン・ウッド・カーヴィングだが、初期のものはマチェテ(山刀)を使った粗い彫りと、釘で打ちつけただけの手足や尻尾、アニリン染料の味わい深い褪色など、なんとも言えずおおらかで、日本でも多くの作り手に愛された。本書では、濱田庄司・堀内誠一・柚木沙弥郎・柳宗理・山本教行らの蒐集品を含む130点の動物たちを紹介する。
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まちで出会ったかわいいあのこ
¥2,200
うおのめとるこ・藤本健太郎・松村大輔『まちで出会ったかわいいあのこーまちの文字図鑑・番外編』(大福書林) にぎやかな商店街や案内板に残る「かわいいあのこ」さがし 商店街の看板やのぼり、ネオン、シャッターや窓のステッカー、案内板など、身近な場所にたたずむ「かわいい」キャラクターたち。有名な企業のものでなくとも、その街に暮らす人々には親しみ深い顔を楽しく分類してご紹介。ほとんど正式な記録として残らない屋外広告ですが、そこには暮らしや文化・世相が反映され、何十年もの間、通り過ぎる人々の目に映る身近なアート。手描き・アクリル看板が作られ、技術をもつ職人たちが活躍した時代に生み出された、素通りできない「かわいいこ」を日本全国北から南へ記録に走る、著者たちの傑作選。当時を知る製作者たちへの取材レポも必読。
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セザンヌの犬 / 古谷利裕
¥1,980
以下、版元より いくつものときとばしょが 生きものや物たちのもとで折りたたまれてはひらかれ だれもしらない思弁的な時空間が この体のなかに降りてくる 画家・評論家など多方面で活躍する著者が「自分のすべてがここに入っている」と語る、小説の新たな可能性を示す驚くべき初小説集。 連続講座、展覧会の開催にあわせ、ついに刊行。 『群像』『早稲田文学』『ことばと』などで発表された作品に、書き下ろしを加えた計7作品を収録。
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わたしたちのさいたま国際芸術祭2023
¥550
コソガワカスミ 編『わたしたちのさいたま国際芸術祭2023』 埼玉に住む人10名による、鑑賞者目線のアンソロジー。芸術祭に行った方も、行かなかったけれどご関心のある方もぜひ。 プログラムに参加して不思議な体験をした方もいれば、個人的な風景を写真に収めたり、自分は「わたしたち」に含まれていない、と感じる方、市民サポーターのアーツナビゲーターとして参加した方、さまざまな視点から芸術祭を捉えます。 私深澤も、ダンスと演劇の公演を目的に二回、メイン会場である旧市民会館おおみやを訪れました。それぞれの日で展示されているものが変わっていたり、ステージや楽屋を通路から見られたりしました。 芸術祭のHPには『〝すべてを見ることができない芸術祭であること〞を積極的に仕掛けていきたい。(目 [mé])』という言葉がありました。見ることができないことによって「体験の固有性を裏付ける」。わたしたちのばらばらな経験をどれも肯定してくれるようでいいなーと思いつつ、そんなぼやっとしてていいんだっけ?とも思います。 こういう本があると、過去や他人の経験を経験し直すことができるようでありがたいですね。
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新たな距離 言語表現を酷使する(ための)レイアウト
¥3,740
弊店でも「いぬのせなか座」の発行する書籍は扱っておりますが、このたび主宰の山本浩貴さんの単著がフィルムアート社から発刊。たのしみでしかありません。 以下、版元より 私を書き留め、私を並べる。世界が組み換わる。 次世代の俊英・山本浩貴(いぬのせなか座)の待望の初単著、三部作で刊行開始。 小説、批評、詩歌、デザイン、美術、写真、映画、上演……多種多様なジャンルを行き来しながら 言語表現の技術や意義を再定義し、「新しい制作」の、さらには「この私の生」の可能性を拓く、鮮烈な思考と実践と実験の書。 本書『新たな距離──言語表現を酷使する(ための)レイアウト』は、三部作のうちの第一作目として編まれ、以後近々に続刊予定。 初単著が三部作という前代未聞のデビューに刮目せよ。