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ビンダー8号 特集:宮崎駿
¥1,400
以下、版元より ククラス編集発行の同人誌『ビンダー』の第8号「特集:宮崎駿」です。 2023年11月発行、全268ページ、表紙画と挿画・郷治竜之介。 巻頭文 〔論考『君たちはどう生きるか』〕 6-11 紅茶泡海苔 宮崎駿と少女フェミニズム 12-16 河原 学 「写真」の不在、青サギの恋 18-22 志津史比古 フィクションと少年時代 24-27 舞風つむじ 波と飛行機 ――宮崎駿と「災害」を考える 28-32 ペシミ されど「地球儀」は回り続ける――『君たちはどう生きるか』と米津玄師 34-39 すぱんく the はにー 駿までの距離 40-50 てらまっと ジブリの知らない街、あるいはニュータウンの精霊たち 〔論考「宮崎駿」〕 52-63 渡邉大輔 宮﨑駿における「版画的なもの 」――岳父・大田耕士並びに触覚的想像力との関わり 64-99 志津史比古 われらの同時代人アシタカ 100-106 Murderous Ink 紅の豚――ファシズムを凍らせる想像力 108-116 安原まひろ 宮崎駿とあらかじめ失われた夏 ─武蔵野と多摩ニュータウンと感傷─ 118-127 河原 学 セル(画)論 第八回 宮﨑駿の中央線 128-130〔コラム〕河原 学 全生園と宮﨑駿 132-157 志津史比古 鈴木敏夫はいかにして宮崎駿とコンビを組むようになったか 158-168 noirse 陰謀論者の見た夢――治者としての宮崎駿 170-181 〔ルポ〕安原まひろ 「ネタ」ツーリズムとしてのジブリパーク 182-183 〔ルポ〕飛白 風の谷のビール 184-185〔マンガ〕かつしかけいた 三鷹⇨調布 ジブリ美術館以外無目的散歩 186-203 〔小説〕伊藤螺子 物語のようにふるさとは遠い 〔絵画〕 206-207 富田正宣 無題 〔連載〕 209-217 佐々木友輔 いま、個人映画をみるということ(六) 風景論以後の風景論を構想する――原將人『初国知所之天皇』と新海誠『すずめの戸締まり』の比較を手がかりとして 218-226 noirse 二一世紀映画論 第八回 フェイクとセルフの狭間で 227-244 Murderous Ink 可視光 第三回 残響とエコー 〔特別寄稿/小説〕 245-265 鈴木並木 素敵な仕事(もし手に入れられたなら) 266-267 [ 寄稿者一覧 ]
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茶酔叢書 巻二 / [著] 茶酔、[マンガ] 最後の手段
¥3,000
巻一も好評だった茶酔、第二巻が出版されました! 「中国茶SFマンガZINE」という、一体どんな本なんだ……という触れ込みですが、ぱっと開けば一目瞭然。「熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“」の感覚が、アートチーム「最後の手段」による見開きいっぱいの漫画で表現されています。 巻一ではお茶酔いの紹介と岩茶の特集が組まれていましたが、今回の巻二では伝説と日常、そしてお茶は台湾茶とジャスミン茶にフォーカス。あとがきにはこのテーマに至った経緯も語られていますが、この生き生きとした本ができるまでの試行錯誤がとっても面白いです。お茶飲みながらお話伺ってみたいな……。 以下、版元より 中国茶SFマンガZINE『茶酔叢書』 第二巻が刊行! 熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“。 『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのZINEのシリーズです。 巻二のテーマは伝説と日常。 茶にまつわる様々な逸話や身体感覚をマンガとコラムで紹介します。 本巻では特に台湾茶とジャスミン茶にフォーカス。 香り高い茶をカジュアルに楽しむZINEになっています。 また、超初心者向けのガイドも収録。 マグカップで中国茶を美味しく煎れる方法や、略式の茶の生活記を掲載。 超常的な茶の伝説から個人的な生活の茶まで、盛りだくさんです。 [目次] ・虫に噛まれて甘くなる蜜香烏龍 ・茶玩具——掛け湯の儀 ・仏の手と呼ばれた茶 ・みんなの茶の略 ・マグカップで茶を煎れる ・ジャスミン茶の世界 中国茶SFマンガの物語が動き出す 今回もマンガは、アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろし。 巻一で互いに出会ったピオちゃん一行。 いよいよそれぞれの物語が動き出します。 【あらすじ】 宇宙旅行が一般的になった近未来の東京都杉並区。火星から都内の大学に進学してきたピオちゃんは、フラットメイトのタイヘイ君とビデオゲームをしていた。負けたピオちゃんが癇癪を起こすと、最古の茶書『茶経』がうっかりコンソールに誤インストール!すると、著者・陸羽の思念体、NEO陸羽が生成された!伝説的な茶の力で、お茶酔いの世界にのめり込んでいく。
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茶酔叢書 巻一 / [著] 茶酔、[マンガ] 最後の手段
¥3,000
好評につき再入荷です! 以下、版元より “お茶酔い” をフィーチャーした 中国茶ZINE『茶酔叢書』が刊行 熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“。 『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのZINEのシリーズです。 巻一のテーマは烏龍茶。中でも鳳凰単叢と岩茶にフォーカス。 また合わせて、中国茶の煎れ方、お茶とは何か、基本的な中国茶器など、ベーシックな入門解説も! [目次] ・初めての “お茶酔い” ・茶とは何か ・香りの烏龍茶 ・工夫の中国茶器 ・岩に生えるお茶 中国茶SFマンガを収録 メインコンテンツのマンガは、アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろし。 宇宙人も地球人も宇宙生物も思念体も、みんなでお茶を囲み、お茶に酔う、中国茶SFマンガです 【あらすじ】 宇宙旅行が一般的になった近未来の東京都杉並区。火星から都内の大学に進学してきたピオちゃんは、フラットメイトのタイヘイ君とビデオゲームをしていた。負けたピオちゃんが癇癪を起こすと、最古の茶書『茶経』がうっかりコンソールに誤インストール!すると、著者・陸羽の思念体、NEO陸羽が生成された!伝説的な茶の力で、お茶酔いの世界にのめり込んでいく。
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63436 ムサシサンロク
¥1,100
武蔵国の山際を探るZINE『63436ムサシサンロク』創刊準備号が発行されました! 「この地域はともすると、都心との関係性を基にできていて、地域同士はあまりつながりはなかったりするけれど、もし、既存の認識にとらわれずに縦断的にとらえてみたら、そこに隠れている共通の土台やそれを築いてきた背景、隠れていたつながりが見えてくるんじゃないか」 本の名前の由来は「武蔵山麓(むさしさんろく)」、武蔵野台地の西の端の山と接するあたり。「寄居、小川町、飯能、青梅、五日市、高尾」などの地域を指すようです。 今後の活動を見据えて取材や座談会を行ったり、キーワード出しをしたり今後の準備、という側面が強いですが、だからこその大風呂敷感が行政区域にとらわれない「武蔵山麓」というエリアの捉え方に重なるような気がします。 mibunka・吉田尚平もデザイン・編集などで参加しております!
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世界をきちんとあじわうための本
¥1,870
『世界をきちんとあじわうための本』 企画 : ホモ・サピエンスの道具研究会 「世界をきちんとあじわうための本」と題されたこの本は、元々展覧会の記録集として作成された。 それが巡り巡って @on_reading のおふたりやホモ・サピエンスの道具研究会が原稿を加え、新装版としてわたしたちの手元にある。 そういった経緯から、ここにはさまざまなタイプの文章が混在する。さまざまな方法で、普段の生活のなかに世界が「ある」ということや、意識しないでやっていることをいまいちど点検し、気付き、あじわうことが試みられている。 たとえば、コンビニのシャキシャキなレタスへの違和感から思考を巡らせた次のページには鉄棒の写真。食べ物のこと考えたあとだから、「うわ、鉄の味しそう」とか、「レタスと同じで水滴が垂れてて冷たそう」「レタスよりずっと硬い」とか、考えてしまう。そして、さっきの文章だと目的やら道具やら言ってたな、鉄棒はどういう扱いになるだろう…。 鉄棒は公園や学校にいつもあって、当たり前に見ているものだけれど、ある視点を教えてもらって見つめなおせば、このとおり別様に変化する。息をしたり、靴を履いたり。あるいは、「残ってしまう」という世界の不思議な性質に驚いてみたり。そんなことが、読んだあとには出来るかもしれない。 ひとつ、おすすめの読み方を提案しましょう。 まず、本に出てくる写真だけを見てみます。綺麗に写されてはいますが、どこにでもあるものを写したものが多く、「なんだこの本は、つまらないものばかり写しているな」と感じるかもしれません。 つぎに、冒頭の「私たちは、毎日、毎日、何をしているのだろう?」という問いを頭の中にうかべて、通読してみます。たぶん、当たり前の風景に思えた写真たちが、ぜんぜん違って見えるはずです。 そうしたらきっと、写真だけでなくて、世界をきちんと、あじわう準備ができているはず。みつめるでも、かんがえるでも、かんじるでも、しるでもなく、あじわう。それは、わかることも、わからないことも含めて、吟味する態度を示しているものなのではないでしょうか。
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小説紊乱
¥2,200
以下、版元より 小説の可能性を模索するべく立ち上げられた出版レーベルffeen pub(フィーン・パプ)から刊行される一冊目の書籍。作品の強度を軸に、ジャンル不問で三十編の小説が収録されています。掌編から中編まで。純文学・SF・ホラー・etc…。無名の新人から芥川賞作家まで。小説観を揺さぶる未知の読書体験をぜひ。 総374ページ 刊行 : ffeen pub 編集 : 嶌山景 装画 : 樋口絢女「向日葵」 デザイン・挿絵 : 二宮杏樹
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出口かずみ画集 小八〈新装版〉
¥2,530
出口かずみ『小八 新装版』 以下、版元より 絵本作家・出口かずみの初画集。 著者と一緒に暮らす猫「小八」が人間界で生きていく様を想像し、描いた作品集です。 掲載点数は、全29点。布上製(クロス装/ハードカバー)、64ページ。 2023年、新装版としてリニューアル。 元々は、2019年にえほんやるすばんばんするかいしゃから発行されたもので、新たに3点を加え新装版として復刊しました。 追加された3点には、もう一匹の愛猫・文六も登場します。
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ロシアの装丁と装画の世界
¥1,320
2024/08/11追記 再入荷しました! 『ロシアの装丁と装画の世界』 高円寺のえほんやるすばんばんするかいしゃで開催された展示会にあわせて作られた本。1950年代から1980年代にかけて発行されたロシアの本の表紙と見返しが掲載されています。大小様々な作品が掲載されていて、どれも可愛く、デザインや絵を描くヒントにもなりそう。しかし、著者やタイトルや発行年といった、通常の図録ならば備えている情報が、この本にはありません。あとがきには、「読める本も読めない本も、好きなものは好きです」とあって、読めないキリル文字を、絵として楽しんだという文章が寄せられています。こういう姿勢も楽しみ方もあるよね、と思わせてくれる本です。 以下、版元HPより ■タイトル: ロシアの装丁と装画の世界 ■発行年: 2019年5月30日 第4刷発行 (2017年 5月20日 初版発行) ■発行 / 編集: えほんやるすばんばんするかいしゃ ■サイズ: 14.8cm×21.0cm ■ページ数: 128ページ ■無線綴じ(ソフトカバー)/カバー付き ■カバー / 本文: オフセット印刷 ■掲載内容 展覧会「ロシアの装丁と装画の世界」の 図録として製作した冊子です。 表紙と見返しの図版のみで構成されています。 本のタイトル、著者名、画家名、発行年などの 文字情報の記載は一切ありませんのでご注意ください。 ■図版掲載数:278点 < 内訳 > ・表紙(裏表紙、背表紙含む):200点 ・見返し:78点
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どうぶつせけんばなし
¥1,650
*2024/08/11追記 再入荷致しました! 出口かずみ『どうぶつせけんばなし』 高円寺のえほんやるすばんばんするかいしゃでの個展にあわせて手製本で作られた短編集。可愛らしい絵もさることながら、童話の語り口でなんともいえないおかしなお話をなさるものですから、大人だけで楽しんでしまいそうです(ルビがふってあるので、みんな読めますよ!)。HPから試し読みもできるので、ぜひ見てみて下さい。 http://rusuban.ocnk.net/diary-detail/8 以下、版元HPより ■タイトル:どうぶつせけんばなし ■作/絵:出口かずみ ■出版社/製本:えほんやるすばんばんするかいしゃ ■印刷:オフセット印刷 ■2018年 6月28日 第2刷発行 ※初版:2018年4月24日発行 ■ソフトカバー ■サイズ:18.2cm×13.2cm ■ページ数:48ページ ■状態:新品(手製本) ・一冊ずつ手作業で製本しているため、若干の個体差はございます。 《簡単な内容説明》 9つの短いお話が入った短編集。 著者の出口かずみさんが 猫に読み聞かせるために書かれた短いお話たち。 どのお話も、派手な展開はないけれど なんだか可笑しい。 一度読みはじめたら、気付かないうちにニヤニヤしているかもしれません。 ●一話だけオンラインで読むことができます● 「シズばあさんのちえぶくろ」/出口かずみ最新刊「どうぶつせけんばなし」より http://rusuban.ocnk.net/diary-detail/8 9つのお話のタイトルはこちら。 (1) アヒルとめがね (2) こねこのしろくろ3きょうだい (3) きをつかったリス (4) もぐらのどりょく (5) シズばあさんのちえぶくろ (6) わすれんぼう、ねぼう、かくれんぼ (7) やすみの日のネコ (8) とりとおじいさん (9) こぐまのチャムチャム
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Lil (W)AVE 第二集:再会 / reunion
¥1,000
第一集に続き仕入れました!合わせてどうぞ〜! 以下、版元より 音楽にまつわる小説やエッセイなどを収録した文芸ZINE『Lil (W)AVE』(リル・ウェイヴ)の第二集。 『Lil (W)AVE』は音楽メディア『musit』発行のZINE『(W)AVE』(ウェイヴ)から派生したシリーズで、音楽にまつわる小説やエッセイなどの文芸分野に特化した文庫本サイズのZINEとなる。2023年8月の創刊号・第一集に続く第二集は、計6名の書き手による小説/エッセイを収録。「再会」をテーマにそれぞれの感性で書き綴った6篇をお楽しみいただきたい。 なお、2024年末には第二集と対になるテーマ「別離」を冠した第三集も刊行。寄稿者などの詳細は秋頃に告知予定。 ▼収録内容 ◎さようなら、すばらしきアリクイの地 大滝のぐれ/小説 ◎KIMIGAYO! : Or The Hymn To DyE Riku Ishihara/エッセイ ◎TOWA TEIをクロさんの部屋で。 近視のサエ子/エッセイ ◎ミルルの生き地獄 伊藤なむあひ/小説 ◎美しき空気 あるいは、光を惜しむ 鈴木レイヤ/小説 ◎フィクションあこがれ 對馬拓/エッセイ ▼仕様 サイズ:A6(文庫サイズ) ページ:本文114ページ(+表紙) ▼クレジット 編集・写真・デザイン・DTP:對馬拓(musit) 企画・制作:株式会社ラスファクトリー
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天使についての試論/伊藤なむあひ
¥1,584
SOLD OUT
伊藤なむあひ『天使についての試論』サイン本です!「私は割れていない天使たちと、天国の隣にある小さな島で暮らしている」(表題作「天使についての試論」より)
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のりもので のみくい
¥825
うおのめとるこ「のりもので のみくい」 知らない土地を移動しながら食べるパンや牛乳はなぜあんなにおいしいんでしょうね。大福書林から刊行された『まちで出会ったかわいいあのこ』も好評の著者の、自主制作本です!
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この広い世界を知るための10皿 西部アフリカ篇
¥1,500
以下、版元より 東京首都圏には、驚くほど多くの西部アフリカの料理の店がいくつもある。 しかし、その多くが各国の移民たちのためのレストランだったりするため、日本人にあまり知られていない。私、比呂啓が東京とその周辺でアフリカ各国の料理を何十回と食べ歩いた経験を元に、様々なレストランと料理を紹介する。 この本を書くにあたって、noteに書いたナイジェリア、カメルーン、ガーナの料理店情報を大幅にアップデート。2024年の最新の西部アフリカ情報ガイドブックとなっている。 【主な内容】 ・ナイジェリア料理を知るための10皿とナイジェリア料理店一覧 ・カメルーン料理を知るためのの10皿とカメルーン料理店紹介 ・ガーナ料理を知るための10皿とガーナ料理店一覧 ・漫画 :エスニックフードビギナーがゆくアフリカ料理屋レポート ガンビア篇、カメルーン篇、ガーナ篇 ・コラム :セネガル料理、トーゴ料理、シエラレオネ料理、チャド料理
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日本で食べられる中東料理ガイドブック
¥1,000
以下、版元より 日本、特に首都圏の中東料理レストランで食べられる料理を、大項目で86種類、小項目で144種類をすべてカラー写真で紹介したガイドブックです。 前菜、魚料理、肉料理などの分類別に整理してあり、冒頭にある索引をみれば、目的の料理に簡単にたどり着ける実用的なつくりにしてあります。 巻末には、紹介した料理を食べられるレストランのリストをつけました。 Xコミュニティ「日本の中東料理レストラン」 https://twitter.com/i/communities/1522859007400382464 と連動し、補足情報も提供していきます。 A5判、全62ページ、オールカラーです。
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顔たち、犬たち/オカワダアキナ
¥1,200
オカワダアキナさんの小説がまとめて入荷しました!こちらは最新作ですが、過去作も店頭に並んでいます。ぜひ合わせてお楽しみいただければ。装画の谷脇クリタさんによる証明写真風のイラストのおまけつきです! 以下、著者より 表紙の男と目が合う。いや合うようで合わない? 彼がどこを見ているのかわからないし、表情も読み取りにくい。 真顔にも悲しそうにも恥ずかしそうにも見える。 あなたは(わたしは)人の顔に勝手に何かを見出す。 ずるい男のずるい話、男性性の呪いについて。 女性と結婚しているけど男性とセックスする男性、ゲイの男性、トランスジェンダー男性。 男の人たちの三角関係というか三人交際というか、性的なふれあいを通じて表紙の彼に友だちができるみたいなお話です。 性的なふれあいがなければ友だちを作れない男の話ともいえるかも。 『イサド住み』と関連作ですがあんまり続き物にはなっていません。 装画:谷脇栗太(犬と街灯)
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イサド住み/オカワダアキナ
¥1,000
オカワダアキナさんの小説がまとめて入荷しました!こちらは『顔たち、犬たち』に先行する作品。過去作も店頭に揃っておりますので合わせてお楽しみいただければ。 以下、著者より。 トランスジェンダー男性が主人公の小説。 言いたいことが言葉になる前の、唸りや遠吠えを書こうと思いました。 吹き荒れるトランス差別に苦しい思いをしており、明るいフィクションを増やしたかった。 とびきりクィアなボーイズラブです。 イサドというのは宮沢賢治の『やまなし』に出てくる言葉。 蟹のお父さんが子どもたちに「もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ」と言います。 イサドが地名なのか何なのか読んでいる人にはわからないのですが、この蟹たちにはよくわかっていて、きっと素敵な場所なのだろうと思います。
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大人ごはん 5号
¥1,320
「食」を通じて日常のストーリーを描き出す雑誌・第5弾
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庄野潤三「五人の男」オマージュアンソロジー 任意の五
¥1,500
庄野潤三「五人の男」という短編をもとに、それぞれが文芸作品を寄せたアンソロジー。私深澤も寄稿しておりますが、参加された皆様の持ち味や発想により、すごく幅の広い作品集になっているので、「五人の男」を読まなくとも楽しめます。 責任編集のオカワダアキナさんの巻頭言は、以下のように締め括られます。「素朴で平易な語りの中に、終戦を経た男たちの父性、男性性を見つけることができるように思います。生存のとまどいであったり、語ることの照れやためらいであったり。 本アンソロジーは、「五人の男」から想起したものをそれぞれ自由に書きました。父性や男性性を問い直す作品集です。一緒に考えましょう。」 オカワダさんが大切にしてきたテーマと「五人の男」という短編が出会うことでしか生まれえない一作です。 以下、版元より 庄野潤三「五人の男」から想起したものを自由に表現した文芸アンソロジー。小説、論考、日記、俳句など。 男性性、クィア、プロテストに関心のある方におすすめです。 原著を読んでいない方も楽しめる本だと思います。 [目次] 板垣真任「大合唱」 我那覇剛柔丸「波の五分(ごぶ)」 晋太郎「ペンタクル・サークル」 深澤元(つまずく本屋 ホォル) 「読書メモ「五人の男」はなぜこの順番で並んでいるのか 」 宮月中「五人と鳥」 星野いのり「月の壜」 添嶋譲/宮崎竣輔「Profiles」 まさと(まなざしのフェミニズム)「男たちと別れ—からかいの男性性—」 兼町ワニ太「動物園日誌」 隙間「うつわ日記」 暴力と破滅の運び手「悪魔の抱擁」 オカワダアキナ「ホーン・ホーン・ホーン」 瀬戸千歳「まんまるくてかわいいおばけ」 [本文より(前書き)] 庄野潤三「五人の男」は、五人の男性について語ったスケッチ的な短編です。 隣の下宿の男、バスで見かけた男、父の友人、父の親しい友人、雑誌の記事で読んだ男。五人の男性につながりはなく、エピソードは並列に並べられ、あまり脈絡もなさそうに読める小説です。 なぜ並列に語ろうとしたのか。そのようにして語りたいこととは何か。 素朴で平易な語りの中に、終戦を経た男たちの父性、男性性を見つけることができるように思います。生存のとまどいであったり、語ることの照れやためらいであったり。 本アンソロジーは、「五人の男」から想起したものをそれぞれ自由に書きました。父性や男性性を問い直す作品集です。一緒に考えましょう。
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砕氷船『詩IA』
¥1,650
歌人・榊原紘、俳人・斉藤志歩、川柳人・暮田真名による短詩集団「砕氷船」、初の本。それぞれの作品、鑑賞、エッセイ、座談会を収録した54ページ。座談会はそれぞれの詩形の特徴や現在置かれている状況、各人の関心などさまざまなトピックが読めてたいへんお得です。デザインは小出和明、装画はしまむらひかり。
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わたしたちのさいたま国際芸術祭2023
¥550
コソガワカスミ 編『わたしたちのさいたま国際芸術祭2023』 埼玉に住む人10名による、鑑賞者目線のアンソロジー。芸術祭に行った方も、行かなかったけれどご関心のある方もぜひ。 プログラムに参加して不思議な体験をした方もいれば、個人的な風景を写真に収めたり、自分は「わたしたち」に含まれていない、と感じる方、市民サポーターのアーツナビゲーターとして参加した方、さまざまな視点から芸術祭を捉えます。 私深澤も、ダンスと演劇の公演を目的に二回、メイン会場である旧市民会館おおみやを訪れました。それぞれの日で展示されているものが変わっていたり、ステージや楽屋を通路から見られたりしました。 芸術祭のHPには『〝すべてを見ることができない芸術祭であること〞を積極的に仕掛けていきたい。(目 [mé])』という言葉がありました。見ることができないことによって「体験の固有性を裏付ける」。わたしたちのばらばらな経験をどれも肯定してくれるようでいいなーと思いつつ、そんなぼやっとしてていいんだっけ?とも思います。 こういう本があると、過去や他人の経験を経験し直すことができるようでありがたいですね。
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〈再入荷〉はやにえ日記/糸川乃衣
¥800
うちの近所にはモズがいる。 だけど、あれ? そういえば、「はやにえ」って一度も見たことがない。 ある日とつぜん、本当にとつぜん、思い至った。 早起きしてはやにえを探し、記録がてらにつぶやくのが、日課になった。 モズのはやにえを探して歩く日記と、そこから生まれた掌編や短編、エッセイが収められている。日記は覚え書きのような形で、Twitterに投稿されたものもあれば、手帳に日記のように綴られたものもある。 「はやにえは見つからなかったけど」、ジョウビタキやハクセキレイ、ホオジロ、フエラムネの音で鳴くカモ、といったさまざまな野鳥に出会ったり、いい感じの棒を見つけてもし自分が犬だったら、などと考えたりする。河原を歩くのでセンダングサもつく。 野鳥の観察にとどまらない、世情との向き合い方や小説を書くことについても考えさせられる一冊です。
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製本と編集者
¥1,320
笠井瑠美子 編集・構成 『製本と編集者』
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酒場の君
¥880
武塙麻衣子『酒場の君』 『酒場の君2』の出版に合わせて再入荷です!一軒あたりの文章はとても短いのに、なんでしょうこの満足感は…。居酒屋巡りの最良のお供です。群像6月号より始まる連載「西高東低マンション」もたのしみです!
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路上の抵抗誌
¥1,320
以下、版元より 『路上の抵抗誌』は古今東西の路上での生活実践を見聞し、路上をめぐるさまざまな表現を集めることを目的とした雑誌です。 "さまざまな方向から路上空間にアプローチすることは、豊かな路上のありかたを再考することになるでしょう。すなわち、これはひとつの抵抗なのです。"(『路上の抵抗誌』本文まえがき「『路上の抵抗誌』」創刊にあたって」より) 創刊号は「路上空間を歩くこと」というテーマのもとに、総勢18人による、論考、エッセイ、小説、詩、インタビュー、ロードムービー&ブックレビューなどの文章と絵を収録。