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架空線/澤直哉

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以下、版元より

今、これほど澄みきった声で本を、詩を、語ることのできる人がいるだろうか。
若きロシア文学者による渾身の散文集。



本も詩も、降って生るのを寝て待つのでなく、立ち上がり、足で強く地を蹴って、空を切るように手を伸ばし、架空を束の間摑んで作られる。だから人の心をかくも狂わせ、慄わせ、高鳴らせる。──本書「跋」より



装丁 港の人装本室



■内容

「本をめぐる こころの ことばの 形にふれる」
文芸科の学生たちへ向けた講義をもとにした文章。戸田ツトムらブックデザイナーや文学者たちの言葉を引用しながら「人のこころのあり方」「ことばとは何か」に遡って、私たちの生と死の姿としての書物を考える。



「発生へ」
ある少年と交わした会話をきっかけに、心に湧き上がる数々の思い出や詩人たちの横顔をつづる。詩のことばの響きを基調低音に、生命の内奥へと歩みを進める書きおろしエッセイ。



および無題の詩1篇



■著者

澤直哉(さわ・なおや)
1987年、ドイツ連邦共和国ハノーファー生れ。北海道に育つ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、修士(ロシア文学)。早稲田大学非常勤講師。
単著に『花を釘となす人 菊地信義に』(via wwalnuts、2015)、共著に『言語と美術 平出隆と美術家たち』展図録(発行:DIC川村記念美術館、販売:港の人、2018)、編著・設計に《平出隆最終講義゠展[Air Language program]》図録(多摩美術大学、2020)。
論攷に「線の倫理のために 河出文庫における戸田ツトム」(『ユリイカ』1月臨時増刊号〈総特集 戸田ツトム 1951–2020〉、2020)、「「盗まれた大気」への亡命 ナターリヤ・ゴルバネフスカヤの「長いお別れ」」(『総合社会科学研究』第4集4号、2022)、「〈等しさ〉の詩学 O・マンデリシターム「アレクサンドル・ゲルツォヴィチというひとが…」の反転・回転・転移」(同前、第4集5号、2023)他。

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