佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』(破滅派)
すでに電子媒体で発表されていた『サークルクラッシャー麻紀』と『受章第一作』(いずれも破滅派)に加筆修正し、合体させた作品です。挑発的なタイトルや前評判とは裏腹に、仕事や創作、欲望など人生において誰もがぶつかるであろう壁に果敢に挑戦する、骨太な作品に仕上がっています。いや、本当にびっくりしました。久々に小説を読んで震えました。体の底から力が湧いてくるような、そんな読後感です。
佐川恭一『アドルムコ会全史』(代わりに読む人)も合わせて読むのがおすすめです。というよりも、共通するテーマやモチーフが多いので、合わせて読むとより佐川恭一の世界観を楽しめるはずです。以下のページで販売しています!
https://hoorubooks.thebase.in/items/59709977
以下、出版社より
クラッシャられるべきか、クラッシャられないべきか、それが問題だ——あのサークルクラッシャーが帰ってきた! 佐川恭一の名を世に知らしめた伝説の作品が長編小説として生まれ変わる。奇跡の童貞文学、ここに誕生。